在宅医療サポート在宅医療向け機器など

在宅酸素療法(HOT)

在宅酸素療法はHome Oxygen Therapyを略してHOTと呼ばれています。慢性呼吸不全・肺高血圧症・慢性心不全の患者様が家庭で酸素吸入を行う療法です。
日常生活と療養を両立させることができ、生存期間の延長、運動能力の改善や入院回数の減少など医学的効果が確認されており、現在最も普及している在宅療法の一つです。

在宅持続陽圧呼吸療法(CPAP)

在宅持続陽圧呼吸療法はContinuous Positive AirwayPressureを略してCPAPと呼ばれており、睡眠時無呼吸症候群の潜在患者様に対して、睡眠時に気道に適切な圧力を加えた空気を持続的に送り込むことで、気道の閉塞を防いで無呼吸・低呼吸を大幅に軽減させるための療法です。
また、大陽日酸メディカルサイトではCPAP導入前の検査として、睡眠時無呼吸症候群であるかどうかを判定するための簡易検査機器と精密検査機器の両方を取り扱っています。

在宅人工呼吸療法(HMV)

在宅人工呼吸療法はHome Mechanical Ventilationを略してHMVと呼ばれています。呼吸器疾患や神経・筋疾患などにより換気補助が必要な患者様に対し、在宅で人工呼吸による補助換気を行う療法です。在宅人工呼吸療法には、マスク式人工呼吸療法(NPPV)と気管切開式人工呼吸療法(TPPV)があります。

在宅輸液療法(HIT)

在宅輸液療法はHome Infusion Therapyを略してHITと呼ばれています。HITは、輸液ポンプを用いて静脈や胃腸へ薬液や栄養剤を注入し、輸液が必要な患者様の自宅療養を可能にする療法の総称です。先天性の消化器官の障害や術後の栄養補給、ターミナルケアの患者様の栄養管理を目的とし、在宅中心静脈栄養法(HPN)・在宅成分栄養経管栄養法(HEN)・在宅小児経管栄養法(HPEN)などの療法があります。在宅医療が推進されるなか、今後もニーズが増大する療法のひとつです。

在宅自己注射用シリンジポンプ

安定した血清免疫グロブリン(IgG)値を維持することを目的として、主に皮下注用人免疫グロブリン製剤(ハイゼントラ)の投与に使用します。

在宅自己調節鎮痛法(PCA)

在宅自己調節鎮痛法はPatient Controlled Analgesiaを略してPCAと呼ばれています。医師が設定した投与量の範囲内で、患者様自身がPCAポンプを操作して少量の鎮痛薬(オピオイド、局所麻酔薬など)を短い間隔で投与する療法です。手術後の痛みや癌の痛みに対して患者様自身で迅速な疼痛コントロールを行うことが可能です。

パルスオキシメータ

患者様のSpO₂値、PR値をモニターするためのパルスオキシメータ。卓上型からハンドヘルド型まで、院内での使用に適した高機能型パルスオキシメータのラインナップをご紹介します。

超音波骨折治療(LIPUS)

超音波骨折治療はLow Intensity Pulsed Ultrasoundを略してLIPUSと呼ばれています。骨折部位に低出力超音波パルスという微弱な超音波を照射します。2プローブ設計や2段階の超音波出力設定など、骨折部位に応じた照射条件を使い分けることで、骨折治癒が加速・促進され、骨癒合までの日数の短縮効果が期待できます。